わが家の長男は、小学校低学年の頃に、国語の教科書に出てきた物語をきっかけに本を読むようになりました。
最初は『かえるくんとがまくん』など、教科書で知ったお話の続きや、同じ作者の本を読むことが多かったのですが、学年が上がるにつれて、少しずつ自分で選ぶ本の幅も広がっていきました。
小学校高学年になると、課題図書や先生のおすすめから選んだ本のほか、映画で知っていた作品の原作、私が子どもの頃に好きだった本にも興味を持つように。
中学生になった今では、友達が読んでいる本からも影響を受けています。
今回は、そんな長男が小5~中学生の時期に読んで、特に気に入っていた本や、何度も読み返していた本をまとめます。
同じ年代のお子さんの本選びの参考になれば嬉しいです^^
※記事の最後に、長男がハマった本を一覧でまとめています。
本のリストだけ見たい方は “目次:小5~中学で気に入っていた本まとめ” からどうぞ^^
小学5年生ごろに気に入った本『ライスボールとみそ蔵と』

『ライスボールとみそ蔵と』は、本屋さんの課題図書コーナーで見つけた本です。
私は学校から配られる課題図書のお便りや、本屋さんのおすすめ児童書コーナーを見るのが好きで、気になる本があるとつい手に取ってしまいます。
この本も、そんな本屋さんの特集コーナーで見つけました。
長男はとても味噌汁が好きで(私の作るご飯メニューで1番好きなのは味噌汁というほどに(笑))、味噌の話、興味あるかな?と思い、購入しました。
読んでみると面白かったようで、何回も読み返して読んでいました^^
『チョコレート工場の秘密』

映画の存在をもともと知っていた長男が、本屋さんで原作を見つけて「これ、あの映画の本だ!」と興味を持ったのが『チョコレート工場の秘密』でした。
知っている映画や物語の原作を見つけると、まったく知らない本よりも手に取りやすいのかなと思います^^
とても面白かったようで、映画版を知っているからこそ、
「本ではこう書かれているんだ」「映像とは少し印象が違う」と比べながら読めるのも、原作本の楽しさなのかなと思います。
『おばけ桃』

『チョコレート工場の秘密』を気に入ったので、同じ作者の本を探して購入したのが『おばけ桃が行く』です。
長男の感想は、「こっちの方がもっと面白い!」でした^^
面白かった本が一冊見つかると、同じ作者の別の作品を探せるのがいいですよね。
同じ作者さんの「ビリーと森のミンピン」も読みましたが、長男は「おばけ桃」の方が好きなようでした^^
シリーズ本ではなくても、
- 同じ作者
- 同じジャンル
- 同じ出版社のシリーズ
などから、次に読む本を見つけられます。
長男にとっては、『チョコレート工場の秘密』から『おばけ桃』へと読書が広がりました。
チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション) [ ロアルド・ダール ]
おばけ桃が行く (ロアルド・ダールコレクション) [ ロアルド・ダール ]
『どろぼうのどろぼん』

『どろぼうのどろぼん』も、本屋さんのおすすめ児童書として見つけた本だったと思います。
「もの」の声を聞くことができるどろぼう名人のどろぼん、持ち主に忘れられたものを盗んできたどろぼんが、初めて捕まった刑事さんへ自分の不思議などろぼう人生を語る物語です。
長男はこの本をかなり気に入り、何度も読み返していました。
わが家には一度読んだあと、そのまま本棚に並んでいる本もたくさんあります。
その一方で、ふとした時に何度も取り出して読む本もあります。
長男にとって『どろぼうのどろぼん』は、何度も読みたくなる本のひとつだったようです^^
どろぼうのどろぼん (福音館創作童話シリーズ) [ 斉藤倫 ]
『妖怪コンビニでバイトはじめました』

普通人間には見ることもできないけれど、霊感が強い主人公が妖怪や幽霊専用のコンビニでバイトをすることなったお話。
読んだ長男の感想は、現実ではあり得ない不思議な商品がたくさん出てくるところが面白かったようです^^
妖怪や不思議な出来事が登場するワクワクドキドキする物語は、子どもにとって入りやすいのかもしれません。
わが家は本は持っていないのですが、テレビではよく見ていた「銭天堂」が大人気になったのは、そんな不思議なお話だからなのかな、と思いました^^
『じいちゃんの山小屋』

『じいちゃんの山小屋』も、小6ごろに長男が気に入っていた本です。
東京に住む主人公が父親とケンカして四国のおじいちゃんと暮らすことになり、
電気も水道も無いなかなか過酷な状況でも、少しずつ適応して前向きに進んでいくお話。
当たり前にある電気や、スイッチ一つで炊くお風呂もない生活。
自分が経験したことのない状況を想像力を働かせながら読み進めるのは、やっぱり読書の良いところだと思います^^
派手な仕掛けやたくさんの挿絵がある本ではなくても、自然に物語の世界に入れるようになると、子どもが読む本の幅は少しずつ広がるんだなと思いました。
先生のおすすめ『かがみの孤城』

長男が小6の夏休みに、自主学習ノートに「夏休み中に読んだ本ランキング」を書いたことがあります。
読んだ本の順位や感想を書き、最後に担任の先生へ「先生のおすすめの本はありますか?」と質問しました。
その時、先生がかなり強くおすすめしてくれたのが、『かがみの孤城』 です。
先生からおすすめされたことで、長男も興味を持って読み始めました。
学校へ行けなくなった中学生が主人公のお話です。
ファンタジー要素がありながら、登場人物それぞれの悩みや葛藤も描かれていて、いろいろと考えさせられる作品でした。
本人はかなり気に入ったようで、読後には映画版もDVDを借りて観ました。
本を読んだあとに映像作品を観ると、自分が想像していた登場人物との違いや映像ならではの表現などを比べられます。
長男にとっては、本だけで終わらず、映像作品まで楽しんだ一冊になりました。
何より、読んだ本について自主学習ノートに書いたことから、先生のおすすめ本につながった流れが、私はとても印象に残っています。
親がすすめる本とはまた違って、先生からすすめてもらった本は、子どもにとって特別に感じることもあるのかもしれません^^
親からのおすすめ本
中学生になった頃には、私が子どもの頃に読んで、今でも面白かった記憶が残っている本もすすめてみました。
その中で長男が特に気に入ったのが、
- 『ぼくらの七日間戦争』のぼくらシリーズ
- 『ズッコケ三人組』シリーズ
- 『銃とチョコレート』 です。
『ぼくらの七日間戦争』

時代を感じる表現や、今の子どもたちの生活とは少し違う部分もあります。
『ぼくらの七日間戦争』は、私自身が子どもの頃に読んで、とても面白くて何度も読んだ記憶のある本です。
それでも長男にすすめてみたところ、
「めちゃくちゃ面白かった!」と気に入り、何度も読んでいました。
(続きのシリーズもその後、何冊も読んでいました)
時代や生活が変わっても、子どもたちが自分で考えて行動するワクワク感や、大人たちに立ち向かう物語の面白さは変わらないのかもしれません。
親が子どもの頃に読んだ本を、今度は自分の子どもが読んでいる。
それだけでも、少し嬉しい気持ちになりました^^
(『ぼくらの七日間戦争』は装丁が色々あるので、気に入る表紙やイラストで選ぶのもいいかもしれません^^)
作者の宗田理さんが亡くなられたという記事が、ちょうど取っていた“こども新聞”に載っていたのを見つけたことがありました。
「この本の作者さんだよ」と話すと、長男も驚いていて、そこから親子で作者さんについて色々と話しました。
好きな本があると、その作者さんのニュースも自分ごとになる。そんなことを感じた出来事でした。
『ズッコケ三人組』シリーズ!

『ズッコケ三人組』も、私が子どもの頃から知っていたシリーズです!
私は昔やっていたNHKの実写ドラマの記憶が強いですが(年齢がバレる 笑)
長男も読んでみると、とても面白かったようで他のも読みたい!と^^
少し昔の作品なので、今とは違う時代の雰囲気もあります。
でも、子ども同士のやりとりや冒険、ちょっとした事件の面白さは、世代を超えて楽しめるようです。
新しい本を探すだけでなく、親が昔好きだった本をすすめてみるのも、ひとつの本選びの方法だなと思いました。
もちろん、親が好きだったからといって、子どもも必ず好きになるわけではありませんが、
同じ本を面白いと思えた時は、親子の共通の話題にもなるのかなと思います^^
Z1それいけズッコケ三人組 (ズッコケ文庫Z 1) [ 那須 正幹 ]
『銃とチョコレート』

『銃とチョコレート』も、私が面白かった記憶のある本として長男にすすめました。
どんでん返しの展開に、当時は衝撃を受けた記憶があります。
児童書ですが、少し刺激の強い描写もあります。ほんわかしたお話を中心に読んできたお子さんの場合は、少し驚く部分があるかもしれません。
ただそれ以上に面白かったので、わが子にも薦めました。
わが家では、小学校高学年~中学生くらいで読む本として選びました。
読んだ長男もとても気に入り、何度も読んでいました^^
少し複雑な展開や意外性のある物語も、中学生になると楽しめるようになるんだなと感じました。
ずっと読んでほしかった『モモ』

『モモ』は、私が以前から長男に読んでほしいと思っていた有名な一冊です。
ただ、かなり長い本なので、読み始めるまでには少しハードルがありました。
実際に読んだ長男の感想は、
「灰色の男たちが出てきたあたりから、すごく面白かった!」とのこと。
ただし、「長すぎるから、何度も読むのは大変」だそうです(笑)
気に入った本だからといって、すべて何度も読み返すわけではないんですよね。
『モモ』は、一度しっかり物語を味わった本として、長男の中に残っているようです。
名作と言われているお話は長かったり難しくても、一度は読んでほしい気持ちはやっぱりありますね^^
モモ (岩波少年文庫 127) [ ミヒャエル・エンデ ](文庫本)
『成瀬は天下を取りにいく』

『成瀬は天下を取りにいく』は、どの本屋さんでもおすすめ本として目立つ場所に置かれていました。
表紙には西武ライオンズのユニフォームを着た女の子が描かれていたので、私はてっきり野球に関係するお話なのかと思っていました。
長男は野球も好きだったため、
「野球の話なら、興味を持つかもしれない」
と思い、すすめてみることに。
実際に読んでみると、野球が中心のお話では全然なかったのですが^^;笑
読んだ感想は、
「さすが有名なだけある。やっぱり面白い!」とのこと。
本屋さんで大きく紹介されている話題作は、「みんなが読んでいるから」というだけでなく、
“やはり多くの人を引きつける理由”があるのかもしれません^^
『サーキット・スイッチャー』

中学生でも楽しめるミステリー系の本を探していた時に見つけたのが、
『サーキット・スイッチャー』 です。
AIやこれからの時代を思わせる物語の設定が面白そうだなと思い、長男にすすめました。
読み始めた最初は少し難しいと感じたようです。
それでも、読み進めていくと面白くなったようで、中学校の朝読書の時間に読むために持って行っていました。
小さい頃から家で本を読む時間を作ってきましたが、中学校でも朝に読書する時間があり、その時間をすんなりと読書時間に繋げれらたところは、暮らしの中に定着したひとつの表れなのかなと思います^^
サーキット・スイッチャー (ハヤカワ文庫JA) [ 安野 貴博 ]
兄弟に広がった『ルドルフとイッパイアッテナ』

長男が読んでとても気に入ったのが、『ルドルフとイッパイアッテナ』です。
岐阜で暮らしていた黒猫のルドルフが、ひょんなことからトラックに乗って東京へ来てしまい、そこで出会ったイッパイアッテナから、文字や人間の世界について教わりながら過ごす物語です。
私も昔読んだ気がするのですが、内容はすっかり忘れていました^^;
タイトルだけを見て、「ルドルフっていうくらいだから、アメリカかどこかの猫の話だと思ってた!」と言うと、プロローグにも、「外国風の名前だけれど外国の猫ではない」と先回りするように書かれていて、
「私の考え、見透かされてる!」となりました(笑)
読み終わった長男にどんな話だったのか聞くと、
「字も書けるし、人間の話もわかる猫なんだよ。岐阜にいたけど、うっかりトラックに乗って東京へ行ってしまって、イッパイアッテナにいろいろ教えてもらいながら、帰ろうとする話」
と教えてくれました。
1冊を読み終えても、まだ続きが気になる展開だったようで、「だから、他のシリーズも全部ほしいんだよね!」とのこと。
兄が「めちゃくちゃ面白かった!」と言うので、その様子を見ていた弟まで興味を持ち、次に読み始めました。
親がすすめてもなかなか動かないことがあるのに、兄弟の「この本、本当に面白いよ」は強いです(笑)
同じ家の本棚に置いてあっても、どちらか一人しか読まない本もあります。
でも、兄が夢中になって話したことで、弟も「そんなに面白いなら読んでみようかな」と思うことがある。
長男が新しく出会ったお気に入りの本が、次男の読書にもつながったことを、少し嬉しく感じた出来事でした^^
ルドルフとイッパイアッテナ (児童文学創作シリーズ) [ 斉藤 洋 ]
番外編:親が少し心配しながら見守った『変な家』

ここからは少し番外編です。
中学生になってからは、親や先生がおすすめした本だけでなく、友達が読んでいる本にも興味を持つようになりました。
そのひとつが、『変な家』シリーズ です。
学校の朝読書の時間に読んでいる友達が多かったらしく、友達からもかなりすすめられたようです。
正直に言うと、私は最初、この本をまだ読んでほしくないな…と思っていました。
私は本や映画でも、悲しい・怖い・苦しい気持ちになるものや、刺激の強い内容はなるべく避けたいタイプです。
このシリーズも(私は読んではいないのですが、あらすじや結末を知っていたので)怖かったり刺激が強かったりする内容が多いのではと思い、「まだ早いんじゃないかな」と心配していました。
でも、中学生になると、親がすすめたものだけを見るわけではありません。
友達から聞いたり、学校で流行っていたり、インターネットで知ったりして、自分の世界をどんどん広げていきます。
わかっていたけど、ずっと親がすべてを選ぶことはできないんだなと、改めて感じました^^;
長男は読んでみると、今までに読んだことのなかった展開の内容に
「めちゃくちゃ面白い!」と夢中になっていました。
続きの変な家2・変な絵・変な地図も全部読んでいました。

アダルトな描写も含まれるので、親としては”刺激の強い内容はもう少し先でもいいのに…”と思う気持ちもあります。
でも、すべて禁止するのではなく、どんな本を読んでいるのかを知りながら見守っていく時期に入ったのかなと思っています。
一方で、今でもほんわかした雰囲気の児童書も変わらず好きなようで少し安心もしました。
少し怖い本やミステリーを読むようになっても、これまで好きだった本を急に読まなくなるわけではなく、いろいろなジャンルを行き来しながら、自分の好きな本を見つけているのかもしれません。
長男の本選びは、少しずつ親の手を離れていった
ずっと教科書に載っていた本や、私が本屋さんで選んだ本を読むことが中心でした。
だんだん
- 課題図書
- 先生のおすすめ
- 映画の原作
- 同じ作者の本
- 親が子どもの頃に好きだった本
へと広がっていきました。
そして中学生になると、友達が読んでいる本や、学校で話題になっている本を自分で読みたがるようになりました。
本選びも、少しずつ親の手を離れていくのだと思います。
もちろん良さそうな本を見つけたら、どんどん渡していくつもりですが^^
でも、親が選ばなくても本人が「読みたい」と思える本があることは、読書習慣がついたからこその変化なのかもしれません。
これからどんな本に出会っていくのか、少し心配しながらも、楽しみに見守っていきたいと思います^^
長男は今も読書を続けているので、中学生になってから新しく気に入った本が増えたら、また別の記事にまとめたいと思います^^
長男が小5~中学生で気に入っていた本まとめ
長男が小5~中学生の時期に気に入っていた本を、きっかけ別にまとめるとこんな感じです。
課題図書・本屋さんのおすすめから選んだ本
- ライスボールとみそ蔵と [ 横田 明子 ]
- どろぼうのどろぼん (福音館創作童話シリーズ) [ 斉藤倫 ]
- 妖怪コンビニで、バイトはじめました。 [ 令丈 ヒロ子 ]
- じいちゃんの山小屋 [ 佐和みずえ ]
映画や知っている作品から広がった本
先生のおすすめで出会った本
親が子どもの頃に好きだった本
有名作・話題作から選んだ本
中学生向けのミステリーとして選んだ本
兄弟に広がった『ルドルフとイッパイアッテナ』
友達のおすすめで読み始めた本
子供たちがこれからどんな本に出会っていくのか、私も楽しみです^^
次回は元々読書が苦手だった兄弟が
“絵本〜児童書に繋いでくれた本たち”の紹介をしようと思います。
また読んでいただけると嬉しいです^^
